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ティカル 4/19


日付 : 08年04月19日
エリア : グァテマラ
分類 : 日記



4/22 10:40アンティグアにて
 4/19(土)。朝五時、フローレス(サンタエレナ)到着。ターミナルからはティカル行きのバスくらい出ているだろうと思っていたのだが、それらしいものは無い。タクシーの客引きがシャトルバスについて何やら言ってくるのだが、頭がもうろうとしている上に要領を得ない話し方をするので、言葉は大体聞き取れてはいるのだが、全体として何を説明しているのかさっぱりわからない。
 成り行きでカロリーナと一緒に行動する雰囲気になっていたので、彼女がガイドブックで見たシャトルサービスの会社のオフィスにタクシーで移動。30Qだが、タクシーに乗っていたのはものの五分程度だった。トゥクトゥクならおそらく5Qである。でオフィスでシャトルバスのチケットを購入。ティカルへ往復で60Q。オフィスで待つこと数分でミニバン(コレクティーボと呼ぶらしい)がやってきたのでそれに乗ってティカルへ向かう。ティカルまでは一時間半ほど。
 おそらく七時前にティカルに到着。カロリーナはティカル遺跡の上から朝日を見たいと言っていたのだが、まったく間に合う時間ではなかった。ティカル入場料は外国人は150Q。ちなみに現地人は25Q。公園入り口で様々なトリを見る(そして鳴き声を聞く)ことができてまず驚かされる。特に鳴き声は今までに聞いたこともない奇妙な鳴き方で、熱帯のジャングルにいるんだなあと実感できる。
 ティカルからフローレスへの帰りのバスは十二時半が最初の便で五時間以上あるので、ぐるりと全ての遺跡をめぐるルートで歩く。最初に出会うのがコンプレッホPだかQだかのピラミッド群で、大きいとはいえ巨大というほどのものではないのだが、人生で初めて見るピラミッドなのでさすがに感動した。ただしいくつかのピラミッドはちゃんと修復されているものの、多くは土と木に覆われていて、一見ただの小山に見えるので、最近になって「発見」されたという表現もうなずける。
 ぐるっと回って公園端(おそらく西の端になると思うが)の五号神殿へ。修復中で登れないのかと思ったのだが、近くにいたツアーのガイドに別の側に階段があることを教えてもらい、登ることができた。この五号神殿(70m)からの眺めはまさに壮大で、一面の緑のジャングルの中にいくつかのピラミッドが屹立している様を見ることができる。ただ高いだけあって階段はきつく、カロリーナは疲れたと言って上らなかった。バスの中でほとんど眠れなかっただろうし、下りてからも休息はほとんどなし、朝食すら取ってなかったので当然ではあるが。


4/23 10:40アンティグアにて
 毎日やたらに忙しくてなかなか進まない。
 五号神殿から下りて向いの休憩所みたいなところでしばらく休む。手持ちのビスケットなどで朝食をとったり、これからどこに行くかを相談したり。
 そこから「失われた世界」(El Mund Perdido)、「七つの神殿の広場」(7 Templos)を経て、ティカルの中心グランプラザへ。正直度の遺跡も似たようなスタイルで少し飽き始めていたのだが、このグランプラザの建物群はさすがに圧巻である。二号神殿に登って広場を眺めたり、ノースアクロポリスやセントロアクロポリスの中を散策したり。ただしティカルのシンボル一号神殿に登ることはできない。近くの売店で水を買って休憩(7Q)。ジャングルの中にあるせいか、雨期のせいか、やたらに湿度が高く蒸し暑い。ティカルの中は大部分が森の中でずっと木陰を歩くのだが、湿度のせいで暑くて仕方が無い。
 グランプラザを出て四号神殿へ。これも巨大な建築物で、脇に付けられた急な階段(というよりはハシゴに近い)で上に登ることができる。高いのでかなりきついし結構怖いのだが、密林にそびえるグランプラザを間近に見ることができ、いい眺めである。まだ時間があったので遥かに遠い六号神殿まで歩くが(十五分くらい?)、まだ修復途中で登ることもできないので、見る価値はあまり無いと思う。そこから再び二十分以上歩いて外へ出て見学は終了。十二時ちょい過ぎにバス停に戻る。
 密林に眠る古代の遺跡ということでアンコール遺跡と似ているが、規模は比べようも無く小さいし、スタイル的にもどれも似たり寄ったりで(学問的にはいろいろあるのだろうが)、アンコール遺跡の方がずっと観光的価値は高いと思う。アンコール遺跡は、アンコールワットだけでなく周辺の様々な遺跡もそれぞれ特徴と見所があって、次々にまわっても飽きることは無かったのだが、ティカルはそうではない。もともとティカル周辺の他の遺跡もまわってみるつもりだったのだが、交通は明らかに不便そうだし(ぼったくりツアーはごめんだし、公共交通があるとも思えない)、どれも大きな差もなさそうなので、一日観光してさっさと帰ることにする。またフローレスはともかく、あのグアテでバスを乗り換えることを考えると憂鬱で、さっさと帰ってしまいたい気分もある。
 十二時四十分くらいにシャトルバスが来てフローレスへ戻る。やっぱり遠くて、多分二時少し前にフローレスに到着。まずはバスのチケットを調達しよう、ということでシャトルバスの会社のオフィスで聞いてみると、行きと同じラビドデルスル社で250Qだという。ラピドデルスルという時点で論外だし、値段も法外に高いので他をあたることにする。とはいえ前日の夜からろくに何も食べていないので、その前に昼食。近くのカフェみたいなところでリモナーダ(15Q)と何か食事(30Q)。カロリーナはコーヒーとブリトー。ちょっとしたカフェっぽいところだったので食事には期待していなかったのだが、かなりおいしくて量も多くて満足できた。そこではカロリーナがアンティグアで一度顔を合わせたことがある(カフェ2000で隣に座ったというだけらしいが)女の子と偶然隣り合わせたので、ちょこっとおしゃべり。アンティグアの話とかアティトランの話とか。ガイドブックの話になったので俺が持っていた地球の歩き方を見せたら、写真が多くてきれいだと喜んでいた。確かにあのロンリープラネットに比べたらよっぽど見やすいと思う。ただ何の役にも立たないホテルやレストランの情報を無くして、もっと薄くしたら更に役に立つのだけど。そういえばカロリーナは重度のガイドブック依存症で、バスの時間や値段、ホテル、レストランまでガイドブックの情報に頼っていた。また地図を見ながら歩いていて「ここにはATMがあるはずなのに!」とか怒ったりもしていた。別に金を下ろす必要があるわけじゃなし、あっても無くてもどうでもいいような気がするのだが、情報が正確じゃないと嫌らしい。


4/24 10:38アンティグアにて
 そういうのは彼女の個人的な正確なのか、あまり旅行をしていないからなのか(何度か旅行をしてみるとガイドの情報なんてほとんど役に立たないことがわかる)、ドイツ人気質なのかはよくわからない。
 で、レストランを出てからの話。レストランの隣に旅行社があってACDだかなんだかというバス会社のラグジュアリーバスが190Qだとカロリーナが聞き込んでいたのだが、リネアドラドの方も見てみようということで(カロリーナは俺以上にケチだ)、サンタエレナ地区のリネアドラドのオフィスに行く。島からサンタエレナまではすぐ近くだし、バスターミナルからもタクシーでほんのわずかだったので、歩いて移動。カロリーナのガイドの地図が不正確で道を間違えたりして、三十分くらい歩いてようやくターミナルに到着。ターミナルはフローレス島とサンタエレナを結ぶ橋から真っすぐに歩いて左側にある。
 カロリーナからは他の会社の値段も聞いて比較してみようと言われたのだが(ケチだ)もう面倒くさかったのでリネアドラドのオフィスに直行。190Qだというので即決する。夜九時半発で、フローレスで8:45にピックアップ。
 ターミナルからトゥクトゥクでアクトゥンカンの鍾乳洞へ移動。10Q。鍾乳洞は20Q。地図を見るとかなり広そうに見えたのだが、実際に入ってみると広大というほどではなく、30、40分ほどで出る(よく考えてみるとかなり時間を使っている)。とはいえ中を歩き回るのはなかなか面白かった。中はあちこちに明かりがついてはいるものの、消えているところもあちこちあるし、暗闇の中を携帯の明かりを頼りに歩き回るというのは、ちょっとスリリングで面白い。しかもかわいい女の子と二人だし。
 アクトゥンカンを出てトゥクトゥクでフローレスまで移動。二人で15Q。フローレスでは向いの半島の展望台に行くための船を探す。一人目は一時間100Qでまったく値下げに応じずパス。なんかゲイっぽいちょっと気持ち悪いしゃべり方をしていて、カロリーナはそれも気に入らなかったらしい。基本は値段だが。
 近くに他の船はいなかったので、フローレス島をぐるりとまわるように歩いて別の船を探す。最初の乗り場とは反対側の辺で別の船に遭遇。80Qというのをさんざん値切ってタヤサル(フローレス島向いの半島の展望台)往復70Qで決定。カロリーナはそれでも不満そうだったが。
 ボートは15分ほどでタヤサルの下に到着。湖の水はとてもきれいで透明である。展望台までの道を一度間違え10分ほど時間を無駄にしてから展望台に到着。アティトランほどではないがチチェンイツァもなかなか美しい風景である。船の兄ちゃんは「往復で大体六時くらいに帰ってくることになるかな」と言っていたのだが、カロリーナは「六時丁度に帰らなくては!」と大慌てで戻ろうとする。さすがにドイツ人である。もう十分上にいれば美しい日没を見ることができたのだが。ただし帰りの船の中からも日没を見ることはできた。
 フローレスに戻ってからは特にすることもないし、かなり疲れてもいたので、コーヒーを飲んだり、土産物屋を眺めて歩いたり。で、レストランで夕食、と探して歩くが、フローレス内はかなり高いレストランしか無く、ずいぶん歩き回って、結局昼食を食べたところの近くのレストランに入る。何という名前だったか忘れたが、とにかく肉を焼いたのとコーヒーで45Q。味はまあまあ。和食や中華に比べるとここの食事は焼いてソースをかけただけ、みたいな単純なものが多い。
 食事をしていたら帰りのバスがやってきて(カロリーナは例によって大慌てで乗り込もうとしていたが)支払をして乗り込む。バスはさすがに豪華で、出発後すぐに夜食(?)のサンドイッチと飲み物が配られ、コーヒーもただで飲めるらしいのだが、もう二人ともへとへとだったので(腹もいっぱいだったし)何も口にせずさっさと眠る。バスはガラガラだったのでカロリーナは空き席に移動して横になり、俺は隣の席に頭をもたれて眠る。ぐっすりと眠り込んでしまい、カロリーナに起こされたときはもうグアテマラシティのターミナルだった。
 ターミナルでは別の外国人二人組はシャトルでアンティグアへ行くとのことだったが、一人80Qとかめちゃめちゃ高いので当然自力移動を選択。タクシーでアンティグア行きのターミナルへ移動し(二人で30Q、ターミナルはやばいと言われていたのでかなり緊張したが、アンティグア行きは独立した別のターミナルになっていて、客もまばらで問題は無かった)、8Qでアンティグアへ帰る。カロリーナはバスターミナルの位置をわかっていなかったみたいなので、ターミナルまで乗って行ってそこで分かれ、歩いて家に戻る。なんにせよ疲れた。





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