千湖
他の観光客は馬に乗ってカナス方面に帰っていったが、俺らはここから南に進み千湖を目指す。広大な牧草地に二人だけ。最高に気分がいい。この辺は道らしい道はないのだが、とりあえず南へ南へ進むとそのうちに千湖に到着。文字通り無数の小さな湖が散在している。雪をいただいた黒山はもう目の前である。ここでも一息入れていくらかものを食べる。
ここからは西に折れ、カナス方面に向かう。谷間の牧草地を西に歩いて行くと、所々に遊牧民の包が点在している。途中の一軒でカナス行きの道を訪ねてみると「奶茶飲むか?」と聞かれたのでいただくことにする。子供が四人いたので写真やビデオを撮ってあげたら大喜びしていた。奶茶の他にパンとバター、固いチーズなど。食べているうちに骆驼奶酒なるもの(ラクダの乳の酒)を出されたのでこれもいただく。ジョンは二口くらいのんでもうダメという感じだったので、結局俺が二杯飲んだ。味は炭酸のようにちくちく刺激のある少しだけ発酵したヨーグルトという感じ。おいしいとはいわないが飲めないほどまずいものでもない。
などなどしばらく休憩して出立。お礼に一人十元渡す。その辺の相場はよくわからない。最後に一番大きな女の子?が「ゲイシエン」と来たが取り合わないで出発。チョコでもあげれば良かったんだけど手持ちがほとんど残っていなかったので。一元くらい渡しても良いかなとは思ったけど四人もいたしなあ。
そこら辺のとりわけ美しい草原や山、空を眺めながら先に進み、谷が少し狭くなったところで谷から外れカナス行きの道に乗る。以降基本的に下りなので楽々歩いて(この辺はこの辺で美しい)、六時半くらいにカナスに帰着。カナスに到着する手前で保安部?の人に門票をチェックされる。禾木から歩きで来る人をチェックしているらしい。
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